岡山ゾンタクラブ

１９７８年１１月９日　岡山ゾンタクラブは、国際ゾンタから８６７番目（当時日本では１１番目）のクラブとして加盟認証状を受理しました。

東京Ⅰゾンタクラブの故･松平八重子様から故･髙畠真佐子会員に対して熱心な勧誘があったことが設立の発端で、ゾンタの理念に感動した髙畠女史の呼びかけにより、彼女の女子大同窓生が集まり東京Ⅰゾンタクラブのご指導の下、１９７８年７月２７日岡山国際ホテルにて発足しました。発会式には、佐藤寛子様（故･佐藤栄作元総理大臣令夫人）のご列席の下、池田厚子会長（昭和天皇第４皇女）、故･髙畠真佐子副会長を中心に２２名の会員で開催されました。当初、SOMクラブとしてご指導いただいた東京Ⅰゾンタクラブから、遠距離（岡山―東京間）の理由により、その後、大阪Ⅰゾンタクラブ（川田喜代子SOM委員長）による指導へとSOMが変わり、同年１１月岡山県知事、岡山市長などのご来賓を迎えて設立総会を経て、本格的な活動が開始されました。そして、1年後には会員も４６名に増え、国際ゾンタ会長のエブリン･デウィット様、米国総領事夫妻及び扇千景参議院議員（当時）を初め、全国から大勢のゾンシャンを迎えて、１９７９年９月２５日国際ゾンタ加盟認証状伝達式及び晩餐会を盛大に迎えることができました。

発足から関わった故・蜂谷夏子会員の思い出話では「国際ゾンタが提唱する男女の平等･世界平和及び女性の地位向上は、まさに岡山県の地から発信され、拡大していくだろう」と期待に胸を膨らませていたそうです。

岡山ゾンタクラブでは｢会員は品格を持ち、若い世代への育成に努め、私達にとって奉仕とは一体何かを常に自身に問いかけを忘れてはいけない｣という先代の教えをもとに国際ゾンタについて勉強を始めました。主な活動として、女子教育のために岡山の地域に相応しい女子奨学金制度（岡山ゾンタ賞）から始め、地域における社会福祉活動にも目を向けてきました。また女子教育の為に岡山県立図書館へ毎年児童書を贈呈し「岡山ゾンタ文庫」まで蔵書が増えています。

昨今では、クラブの国際化と会員の高齢化が急速に進み、三宅信子会長は「永年に亘り、ゾンタ奉仕に費やす創立会員の三宅定子元会長が（２０１２～-２０１４年）２６地区ガバナーに就任以降、２０１８年「第６４回国際ゾンタ世界大会（横浜）」の実行委員長としてこの世界大会を成功裡に収められました。岡山クラブはそのサポートと創立４０周年記念行事が重なり、多忙な一年でした。平成３１年度は会員一同が新たな気持ちで一致団結して『継続は力なり』の歴史の重みを感じながら、（２０１８～-２０２０年）国際ゾンタ財団発展委員会の三宅定子国際委員にご指導を仰ぎながら引き続き頑張りたいと思います。」と熱く語られました。